日常思っていることや考えていること、出来事をつづるページを別に作りました。
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先日、御贔屓タレントさんの後輩くんのテレビ番組を観ました。
『告知せず』
なかなか見ごたえがあって、
正直私は号泣でした。
後輩くんの話だし、
御贔屓タレントさんに直接かかわる話ではないこと、
また、
私の看護観にも関わることなので、
こちらにかくことにしました。
医者と、医師国家試験に合格して研修医になったばかりの息子、
それをささえる太陽のような妻であり、母親である女性が、
終末期の癌患者となった時、
今まで患者に告知をきちんとして、ちゃんと受け止めて治療をすることをすすめてきた医師が、
自分の妻には、どうしても言えない、
つまり「告知をしない」で最期を迎えるという筋書きです。
物語の内容は、みていただいたほうがいいと思います。
ここで語ることは、難しく、また人の感じ方で受け止め方も変わると思うから。
ただ、私が医療にかかわる仕事をする人間として、
また介護を要する母親を持つ人間として言えること、
それは、
夫である医師は、「告知せず」であると同時に、
「告知をしていた」のだと私は思うんです。
それは、長くともに生きてきた夫婦の絆であり、
また私にはわからない世界でもあります。
でも、
病名を知らせまいと、ひと時でも妻の笑顔を見ていたいと思い、
懸命に事実と想いをこらえるその姿は、
きっと妻への「向き合った告知」であると私は思うのです。
そして、そのお互いの思いや気持ちを理解して、生きていくこと、
きっとそれが思いやりとか、ともに生きていくこと、なんだと思います。
近年、患者の病状説明は、「告知をする」方向になってきています。
もちろん、病気と戦うために、必要なことであり、
患者以外の人間が、「告知する」「告知しない」を決めてしまうことに、
疑問を感じることがないわけではありません。
しかし、人間はひとりひとり生きてきた歴史があります。
ただ、一方的に「告知するべき」とすべてのケースにあてはめることは間違っていると私は思っています。
なかなか現場では難しいことなんですが・・・・。
「いいお医者さんになること」は「患者の気持ちに寄り添うこと」
「告知する」「告知しない」ということで判断をせず、
いかに患者や家族と話し合って、その結論に至ったか、
その過程を大切にしなくてはならないのではないかと私は思うのです。
そういうことを大切にしながら、今の仕事を続けていきたいと思うのですが、
現実は難しいことが多いです。
本人の意思、家族の想い、
また親族の関わり、
悪意も善意も入り混じることがあります。
そして、
それを判断する私の考えは、
はたして正しいのか、間違っているのか・・・・。
きっと答えは、でないことが多いのだと思います。
このドラマ、私の御贔屓タレントさんの後輩くんが出演しています。
存在感や華のある俳優さんの中で、
なかなか頑張っていると思いました(上から目線でスミマセン)。
この事務所にいるだけで、
顔だけとか、チカラがない、と思っている方も多いようですが、
どこにいても、何をしていても、
やはり自分は自分なんです。
舞台やカメラの前では、ひとり。
勝負するのもひとり。
大きなスクリーンや舞台の前に立つこと、
多くの人に評価されることが、100点ではないこの世界。
一瞬の勝負の世界なんですね。
御贔屓タレントさんの背中が、
彼のこの一瞬の演技のチカラになっているならいいな、
そんなふうに思います。
そして、私も明日も頑張ろう、そう思えることに感謝です。
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