ようやく

地震から７日目を迎えました。

こちら被災地とはこんなに距離があるのに、

色々な活字や映像を目にしながら、
とても複雑な気持ちで過ごしています。


地震がおきた時の状況は、
あちらのブログにも書きました。
被災地とは全く比較にもなりませんが、
とにかく思い出してもすごい光景でした。

揺れる建物、
道路で叫ぶ人たちの声、
車が一瞬跳ねるかのようになったそうです。

おさまってからは、
慌てて帰宅しようとする人達で、
勤め先の前のタクシーが
奪い合うようにして止められて走り去っていきました。

職場では、

「もっとすごい地震を経験したことがある」とおっしゃた方がいましたが、
それって関東大震災のことでしょうかね。

とにかく物がベッドに倒れてこないように
支えるので精一杯でした。


職場での待機が解除されて、
近くに住む妹の家まで２時間くらい歩きましたが、
これまたすごい光景でした。

靴やカイロを高値で売る人、
走ってきて年配の方にぶつかって転ばせてしまう人、

人間のストレスや危機感が、
災害よりもどんなに怖いものかを思い知りました。

もちろんこんなことばかりではなく、
ひたすら杖を使って歩く方に、
どこまで帰るのかとか、道はわかるのかとか、声をかけている人。
他にも持っているからと、自分の手袋を手渡す人。

たった数時間の間でしたが、
いろんなものをみて、いろんなことを考えさせられました。


今は買占め戦争と呼ばれる、
トイレットペーパーや米・パンなど保存食の品切れが続き、
異常な事態となっています。

家族に言わせると「オイルショックのほうがすごかった」とのことですが、
私には初めての経験でおどろくことばかりです。

しかし・・・・

スーパーで「水がない、売り切れだ！」という傍らで、
自動販売機では普通にペットボトルが売っている現状。

トイレットペーパーは確かに店先にはありませんが、
工場にはまだ在庫があり、増産もされているそうです。

生理用品なんか、
空だった棚が、もうすでにいつでもたくさん並ぶようになりました。

おにぎりも牛乳もお豆腐も、
今日は買う量の制限はありましたが、
昼過ぎには在庫がたくさん。

そろそろ落ち着くかな・・・。
そんなことを思いながら、毎日を過ごしています。


まずは、被災地の復興。
私にできることはなんだろう、
考えながら生活しなくてはならないなと思います。